少林寺拳法では、修練の前後に拳士全員で必ず道場の掃除をします。この掃除などさまざまな身の回りの作業を私たちは「作務」と呼び大切な修行の一つとしています。修練の前の掃除は、気持ちよく修練できる場をつくるという意味を持ち、修練後の掃除は、感謝の意味を込めて道場をきれいにして帰宅するという意味を持っています。そのため、この掃除は先輩も後輩も関係なく全員で行います。少林寺拳法の道場では、この時間は誰もが初心に返って、自分の心を磨く気持ちで取り組みます。写真は道場の雑巾掛けです。5歳の女の子も雑巾掛けが積極的にできるようになりました。最近では雑巾掛けをする機会が減っていますが、道場では毎回実施しています。